「就職先の古臭い部分には、若い感性でドンドン意見していくといい」「フラットな職場環境で自分らしい働き方を実現する」 「同僚同士で力を合わせて成果を目指す」「新人でも経営者視点を持つ」etc……。
いずれも、新入社員の働き方として近年ではよしとされることですが、実はこれらを本当に実行してしまうと、あなたの成績は下がり、当然、人事での評価も下がってしまうことに……。
今も昔も、企業内で新人に求められる役割はそう変わっていません。企業経営者の間で最近、急激に人気が高まっている「識学」の第一人者が、キラキラした働き方ばかりを謳う世間の風潮に流されず、泥臭くても最速で「使える人材」「伸びる人材」になる方法を丁寧に解説する1冊です。
「識学」とは、組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どのように解決できるか、その方法を明らかにした学問で、2019年度に新規で上場した会社のうち、7社が識学を導入しており、「いま、最も会社を成長させる組織論だ」と、口コミで爆発的に伸びています。
この本は、識学のメソッドを元に、「若手リーダー」に向けてマネジメントのノウハウを伝えるものです。
リーダーがフォーカスすべきなのは、「5つのポイント」だけ。それが、「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」です。カリスマ性も、人間的魅力も不要。必要なのは、「リーダーの仮面」というツールです。
ポイントを押さえた声がけやルール設定、評価をし、メンバーが最終的にちゃんと成長する。そんな「素顔」を見せないのが「仮面」の力です。
内向的でもいい。声が大きくなくてもいい。
ちゃんとポイントさえ押さえれば、部下を成長させ、結果を出すリーダーになることができます。